かーして。いーいーよ。のやりとり。それってしなきゃダメ?

息子が幼稚園の時、 あそび場で拾った棒を気に入ってあそんでいました。 そこで、「かして」と言いに来た少し小さい男の子。 息子は「ぼくがみつけた!だいじなやつだからやだ!」と取り合いに。 すぐにお互いバチン!と手が出て 「うわーん!(泣)」となってしまったので 母たちは 「どうしたらいいかな?」とこどもたちに聞くと、 2人とも絶対譲らない様子。 こどもにとってはすごく魅力的な棒。 誰にも渡したくないんだよね。 宝物にしたい気持ちを大切にしたいけれど、 うちの子の方がお兄ちゃんみたいだし貸さなきゃかな… 初めて会ったママだな…と焦っていたら、 小さい男の子のママは こどもたちと一緒にどうしたらいいか考え、 寄り添い、 2人が折り合いをつけるまで 30分以上! 見守っていてくれました。 順番に使おう!と大人の判断で穏便に 済ませてしまいがちな場面にいつもモヤモヤしていたこともあり、 ほんわかした気持ちになりました。 あそび場にいる様々な年齢のこどもたちに優しくしてもらったり、 時には厳しくあしらわれたりした経験から 『おもいやり』の気持ちがすくすく育っている気がします。 『かしてもいい』『かさなくてもいい』 幼児の時は特に、 自分の気持ちを相手に伝えるって大事だなと思った出来事でした。 このような社会経験を経て小学校1年生になった今、 自分から「じゃんけんしよう!」と 声をかけられるようになりました。 R4.4.1 事務局 あや