コロナ禍からこどもへの影響


  以前、小学2年生の子たちが来園した時に自由にあそんでねと伝えると、


いいの?楽しそう!と目を輝かせてあそび始めましたが

すぐに「この遊具はどうやって登ったり降りたりするんですか?」

「かまどにどうやって木を入れますか?」といろんな子から質問され戸惑ったことがります。

やってみることより、まずそこの場所のルールを守ろうという気持ちを強く感じたからです。


どうやったらいいと思う?と聞き返すと、みんな考え込んで黙ってしまいました。

あそこに台があるよ。

手袋や火バサミはだれでも使っていいんだよ。などヒントを出すとパッと表情が変わり、

やってみる!と駆け出して行きました。

 プレーパークはあそびの中でもすぐに答えは教えず、どうやったらできるかを一緒に考えています。



物心ついた頃からコロナ禍で、決まりを守って育つように言われてきたこどもたち。

仕方がなかったとはいえ自由に発想する力を奪ってしまっていたかもしれないなと感じるのです。



一般の公園ではボールの使用や大声を出すなどの禁止事項がたくさんあり、

昔のように道路や空き地であそぶことはもってのほか。

来園したこどもから、公園でサッカーをしていると警察や学校に連絡され、

どこに行けばいいのかわからないということも聞くことがあります。


同じ地域の“一員”としてどうしたらお互いに気持ちよく過ごせるか

こどもと一緒に考えていくことを大切にしていきたいなと思います。


事務局 あや

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