小学生まで学区外にこどもだけで出てはいけない

 


  

小学校の卒業式を終えた子が来園し、卒業おめでとう!と声をかけると第一声に

「これでやっと学区外に出られる!」

とうれしそうな顔をしていました。


詳しく話を聞くと、保護者が一緒じゃないと自分の学校の学区外に出てはいけない。


家の目の前が公園でも学区外なら行けないというルールでした。


保護者から学校へ連絡されることもあるらしくしっかり守っていたそうです。


私は今まで学区は住む場所によって学校に通う範囲を決めるもの


と思っていたのでとてもおどろきました。


なぜそのルールがあるか先生に聞いたことある?と聞くと、


「学区内でトラブルや事故とかにあったら持ち物なくてもどこのだれかわかりやすいからな


んだって」と言っていました。


「まぁ、それって大人の都合だよね」と、


こどもから悟されたようなその言葉は何か問われているような


悩ましい気持ちになりました。


 とはいえ教員は、こどもたちが帰宅した後もテストの丸付けや授業の準備などで忙しく、


学校内外でのトラブルなどのことも対応に追われていたら学区外禁止にしたくなる理由も


わからなくないとも思います。


 小学生になると友だち同士で出かけることも多くなり、


一人一人の成長につれておうちの人と話し合いながら行動できないかなと思いました。


草加市ではこどもが気軽に立ち寄れる居場所が少しずつできています。


せっかく解放しているので家や学校以外の安心して行ける場所を


こどもが自分で選べたらいいなと思っています。

                        

事務局 あや

コメント

このブログの人気の投稿

本質の部分

こどもに聞いた自分にとってどんな場所?

幼稚園行きたくない…