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幼稚園行きたくない…

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  年少の息子が 「幼稚園行きたくない」と言うようになり、 あんなに楽しみにしていたのにどうして?と聞くと 先生の怒っている時の声がすごく大きくて怖いと。 私は、そんなことで…と軽く受け流していました。 休み癖がついたら困ると不安に思ったこともあり、 色んな方法でなだめ、 毎日朝の支度が戦いでした。 そんなある日、 さぁ行こうと靴を履こうとしたら嘔吐。 病院で診てもらいましたが異常はなし。 そこで吹っ切れました。 「無理に幼稚園に行かせるのはやめよう」 と思ったのと同時に、 吐くまでストレスを感じていたのに、 イライラしながら送り出してしまい、 申し訳ない気持ちでいっぱいで ぎゅーっと抱きしめあやまりました。 そして見つけたのがこの冒険松原あそび場。 年齢に合わないようなあそびもプレーリーダーは やってごらん!と見守ってくれ、 キラキラした目で挑戦している姿は とてもたくましかったです。 あそびに来ているお友だちとケンカしたり、 思い切り笑ったりしたことで不安や ストレスが解消されていったように思います。 年長になった今では幼稚園楽しみだなー♪と毎日登園しています☆ 「こどもの発想で自由にあそぶ」 あそびを通して様々な人と出会い、 心も育ち、 親にとっても成長できた場所になりました。 心地よいみんなの居場所であり続けますように。 R2.7.20                                    事務局 あや

しつけのつもりで

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 私があそび場に通うようになったろ、好奇心旺盛な息子は4歳。 近所の公園に行けば禁止事項が多く、 ボールや水あそびなどは自由にできず、 人の目も気になってあそびをとめてしまうこともあり ピリピリしながらこどもに付いていました。 冒険あそび場をみつけてからカッターを使い、 木工で剣づくりに熱中したり、 倉庫の上に登ってみたり、 焚き火を囲み色んな人とお話したり、 息子もすぐに気に入ってあっという間に毎日が過ぎていきました。 プレーリーダーからはこどもに寄り添った声掛けのしかたや、 自分では気づかなかった危ない箇所などをあそびながら教えてもらい、 こどもを一緒にみてもらっているような心強い存在でした。 そんな有難さから帰り際、 「プレーリーダーにあそんでくれてありがとうって言っておいで」 と息子に促していました。  あいさつや感謝の気持ちを伝えられる子になってほしいという想いから “躾”のつもりで言っていましたが、 プレーリーダーとこどもが一緒の時間を過ごし 彼らなりのあいさつがある中、 わざわざ「あそんでもらっている」と認識させて 言わせに行かせてしまっていたなと反省しました。 親の気持ちは自分で 「ありがとう」 と伝えたら良かったなぁ。と 今になって思っています。 R6.11.15                    事務局 あや

子どものことは子どもにきく

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   こんにちは。子どもの権利条約をご存じでしょうか? 子どもの権利条約とは国連が採択した国際的な法的文書で日本は1994年に批准しました。 正式名称は「国際連合子どもの権利に関する条約」といいます。 冒険松原あそび場をはじめ、多くの冒険あそび場(プレーパーク)は この子どもの権利条約の31条を土台に運営しているといえます。  すべての子どもには大人と同じように権利があり、 大人には子どもの権利を保障する責任があります。 そんなの当たり前。 ですが私たちが何気なくして いることの中にも 子どもの権利を侵害していることはたくさんあります。  今回、2022年に行われた 草加市主催「子どもにやさしいまちづくり講座」を 受講したメンバーがその内容に賛同し 「草加市に子どもの権利条例をつくる会」を立ち上げました。 冒険松原のメンバーもその立ち上げに参加しています。  条例ができると子どもに関わるいろんなところで “子どもにとって一番いいこと”を考える大人が増えます。 今まで大人だけで決めていたルールにも 子どもの意見を取り入れることができるかもしれません。 そんな “こどもまんなか社会”をめざして…。 R5.7.10              事務局 おその      

本質の部分

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  何年か前、常に目がはなせないようなあそび方をする小学生がいました。 ¨悪い子¨のレッテルをはられ、よく怒られていると言っている子でした。  ある日、来園している方からカブトムシの幼虫をたくさんいただきました。 あそびに来た子たちに持ち帰って育ててもらい残り数匹になったとき、 4歳くらいの子が「あと何匹になったー?」 とザクザクととがったスコップで探していました。 それを見たその小学生が 「おいおい!やさしくしないと幼虫がスコップに刺さって死んじゃうだろ! こうやってやさしく探さないと…」 とそうっと土をすくって教えてあげていました。 その子の意外な一面にふれ、とても心がなごんだことを覚えています。  その後、一緒にあそんで仲良くなり学校や家での話をしてくれました。 心に抱えてることや 納得できないこと どうにもできない感情を あそび場で発散しているんだな。と感じました。 見えてる部分だけではなく、その子の本質の部分をみつけたら 「それ、いいね」 と伝えたいと思っています。 R6.7.1                  事務局 あや

こどもに聞いた自分にとってどんな場所?

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  開園20周年にあたり、 小学生のころから来ていた子(今春、高校卒業!)に 「冒険松原あそび場って自分にとってどんな場所?」 と聞いてみました。 しばらく考えてから、 「初めて本当の自分を出せた場所かなぁ。 大人の価値観を押し付けず聞いてくれたから」 と答えてくれました。  スタッフやよく来園している大人の中から、 相談にのってくれる人。 否定しないで聞いてくれる人。 批判してきそうな人。 こどもながらに見極めて話をしていたと教えてくれました。   あそび場は泥だらけになってあそぶだけではなく、語りの場でもあります。 「なんか、定期的に来たくなっちゃいますね」 と学校や家でのできごと、 バイトの話、 恋人ができたなど、 あんなに無邪気で幼かったのに  頼もしくなってきてなんだか歴史を感じています。 モヤモヤした日は誰とも話さないでハンモックに揺られて過ごしたり、 火にあたってボーッとしたり。  時々、母親のような一面が出てしまうこともあり こどもの話をきくことのむずかしさを感じますが、 彼らの心の移り変わりをそばで感じながら過ごしています。                              R6.4.1                       事務局 あや