みんなの力で建ったリーダーハウス
20年前、草加市にもこどもが自由にあそべる場所が欲しいと考えた私たちは、他のあそび場の見学に行きました。
そして冒険あそび場を開園するのあたり、まずはリーダーハウスが必要であると考えました。
プレーリーダーの着替えや休憩、事務作業の場、工具や書類の保管場所、悪天候時の一時避難、怪我や体調不良の手当等、そび場運営の拠点となります。
建設するにあたり、どのような物が良いか話し合うなか景観やこどもの安全を考えログハウスに決定しました。
しかし、まだまだ問題は山積み!
都市公園法はクリアできるのか、上下水道を整備できるのか、建設費用は誰が持つのか、作業にこどもを参加させるのか等、一つ一つ草加市と話し合いました。
ログハウス建設が始まると、素人のお母さんたちを中心に作業しているのを見かねて、お父さんたちが手伝ってくれるようになりました。
中には、毎週土曜日仕事を休んで参加したり、平日1人で作業してくれた方もいました。
また、あそびに来ていたこどもが本職のお父さんに頼んで屋根の作業をしてくれたこともありました。
このようにたくさんの方の力を借りて、少しずつ進んでいきました。
そして、話し合いに1年・建設作業に1年の期間がかかりました。
草加市との約束の期日を守れたことにとても安堵したのを覚えています。
リーダーハウスが完成し、お披露目会を開いたときは市長もあそび場に来てくださり、共に喜びました。
同時に
『この場所で長い冒険の旅が始まるんだな』
と覚悟が決まった瞬間でした。
元理事 野島久子
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